聴かせて君のその声を 心結ぶ糸を風に乗せて

車は走る

 

先日、瀬戸大橋の麓にあるマリンドームでPANとセクマシの対バンがあった。

この日PANがPANのステージの最後にうたったのが『想像だけで素晴らしいんだ』だった。

わたしがこの曲を前に聴いたのは、六年前の香川。モンバスの茶堂ステージだった。

大型フェスの大型ステージから歩いて竹林を抜けた離れにある、やぐらみたいなステージ。集まったみんなで騒いで踊って遊んで、最後の最後にアコースティックでやったのがこの曲だった。

バシバシ胸にきた。

胸を打たれるってこういうことかと思った。

この日PAN初見だったカタワレも、最高にたのしかった、こういうステージ大好きだ、と大絶賛だった。

今でも目を瞑るとあのときの光景ととにかくたのしかったあの一日の思い出が蘇る。

 

PANのステージは、たのしくてたのしくて、たのしくて、格好良い。変わらず、ほんと格好良かった。

PANと同い年のわたしがPANと出会えたのは、PANがずっとずっとライブハウスに居続けてくれたからだと思う。

客席の一人ひとりを忘れてやんないぞと言うように見ていく川さんの眼差しとPANの向こうに見えた穏やかな瀬戸内海を、忘れないと思う。

これからも、PANの音楽がわたしの人生に流れていくんだろうなあと思った。

 

 

この日のライブはいろいろあって絶対に忘れられないものになったんだけど、少し書き残しておきたくなったのでぽつぽつと書いてみました。

書きながら、そういえばあの日も四星球がいたなあとちょっと涙してしまった。

 

 

 

 

帰り道 瀬戸大橋の 車窓から

固定スマホの 動画切り出し

 

 

 

街から街へ車は走る

どんな日になるんだ どんな日にするんだ

輝かせたい そうだろう?

想像だけで素晴らしいんだ

想像だけで素晴らしいんだ

想像だけで笑えた 想像だけで泣けてきた

想像だけで素晴らしいんだ

想像だけで素晴らしいんだ

歌ってそういうものだろう

『想像だけで素晴らしいんだ/PAN』