聴かせて君のその声を 心結ぶ糸を風に乗せて

むしゃ。

 

いろいろな気持ちを覚えた一日だった。

 

職場の先輩と面接があった。自分の仕事を定期的に振り返って自己評価する場なんだけど、最後に「何かある?」と尋ねられて。お決まりの台詞だし「いや~~~?無いです」と答えたのにしばらく沈黙があったものだから、つい「働いていて、自分の存在意義を感じないんですよね」と口にしてしまった。

先輩が、あなたに居てほしいと思ってる、マジで居て助かってる、と言葉を重ねてくれたのに、いや~~~?の気持ちから変わらなくて。

 

 

形式的な人事評価の場で自分の存在意義を感じないのだと上司に話してめちゃくちゃ励ましてもらう自分。あとから客観的になってみて、うわこれはやってしまったなと思った。

 

数名の友人や周りの人に少しずつ分けて聞いてもらっていたと思っていたんだけど、それでもやっぱりまだ口に出し足りていなくて、誰かに聞いてもらいたかったんだろうなと。

 

 

 

でね、同時にその面接の中で、直属の後輩が面接の場でわたしの名前を挙げて丁寧な仕事をしたいと話していたのだと教えてもらって。普段全くそんなそぶりを見せない後輩なんだけど、伝わっていたんだというか、そうやって受け取ってくれている人がいるんだなあ、とうれしさで涙が滲んだ。

一日経った今も噛みしめている。うれしかったんだな自分、と素直に受け入れてみている。

 

 

これはまたいつかここかどこかで言葉にするかもしれないんだけど、思いもよらない場面で惨めな気持ちになったりああ自分って全然できた人間じゃなかったんだよなこんな空っぽな人だったんだなと思ったりわたしは人として欠落しているのかとぐにゃりと視界が歪んでしまう感覚があったり

 

そういう自分を“否定しないで「へ~」ってただ受け入れて理解する。そういうことを積み重ねていく”

“自分の感情をちゃんと感じてみる”

(月刊ジュニアエラ2020年5月号マリウス葉さん談)

 

ということをしたくて、うれしかった気持ちもちゃんと感じてみたのでした。

 

 

 

 

写真は最近よく職場へ履いていっているお気に入りの靴下です。