聴かせて君のその声を 心結ぶ糸を風に乗せて

言葉のセレクト

今週の星野源オールナイトニッポン(6月22日深夜放送回)は、火10ドラマ『着飾る恋には理由があって』の打ち上げSP。ゲストに川口春奈さん、横浜流星さん、塚原あゆ子監督、新井順子プロデューサーを迎えてドラマと主題歌のお話をたっぷり聴けた。

中でも、川口さんの“塚原さんの演出時の言葉のセレクト”についてのお話が面白かった。



同じ台本と同じ台詞で真柴(川口さんの役名)の悲しいところを撮りたいのだと言われたとしても、演出が違ったらここまでもっていけなかったと思うと。
“悲しい”って言葉もそうなんだけど、塚原さんが説明してくれる言葉を聴いただけで悲しくなっちゃうみたいな言葉のセレクトで、
言葉の引き出しが辞書のようで、塚原さんの発する言葉に気持ちがもっていかれると。
(ニュアンス)

あと、言葉のセレクトは演出する相手によって変えていると塚原さんご自身が話されていた。川口さんには川口さんへの、源さんには源さんへの言葉のセレクトがあるのだと。





九話ラストの真柴ちゃん、ほんとうに良かったんだよね。


あーもう言葉にできないよならないよ……となることがよくあるし、多くを語らない方が良いというか…言葉にするのは野暮なのではと思うこともあるんだけど、

たとえば“悲しい”を“悲しい”という言葉を使わずにより近づけて示す(伝える)ことができたら……
自分が何をすきだと思ったのか、どう感じどう考えたのかを、各々ご自分の言葉で言語化される出演者のみなさんのお話がすごく魅力的で楽しくて、わたしもこういう言葉の使い方をしていける人になりたいと再確認した放送だった。

それだけ自分の内側で向き合う時間を積み重ねてきたのだろうし、言葉にしていくことで受け入れていく過程もあるのだろうなぁとも思った。



言葉の引き出しを増やして使い続けていきたい。
語彙力の無さを露呈するようだけど、拙くともさらすのだぞ〜〜あわよくば読んでもらうのだぞ〜〜と自分に言い聞かせて“公開する”ボタンを押す!